乳がん基金への寄付について

乳がん基金への寄付について

真夏日がまだ続いている9月ですが、少しずつ秋の訪れは感じられるような気持ちの最近です。日が暮れるのも随分早くなりましたね。朝晩が涼しくなってくるこの頃、石川県等、大雨の被害に遭われた方たちが心配です。

実はまだ涼しくなる少し前の8月、私は今年初めから気になっていた胸のしこり (乳がんのセルフチェックのリンクです。是非チェックして下さい。)の検査をして乳がんを申告されました。今年の初めに気づいて、実は3月に市の乳がん検診で自宅近くの乳腺科に行ったのですが、しこりは無い、と診断された事と、夏の東京でのイベントも重なって、ようやく8月になってセカンドオピニオンを煽ってブレストクリニックに自費で検査に行ったのが幸いし、来年迄伸ばす事なく辛うじて早期での乳がんの発見になりました。私は45歳未満なのでBRCAの遺伝子テストを受け、結果を踏まえた上での手術、そして治療方針を決定しました。がんの告知はややショックでしたが、初めての経験では無かったのでまたかー、といった感じでした。

実は私は15年前にも甲状腺癌に罹って手術をした経験があります。きっかけはニューヨークで高熱を出して喉の腫れを病院で見てもらった後、腫瘍が見つかり検査するもの、悪性では無いとの診断をされたのですが、たまたまその夏に日本に一時帰国する事になっていたので一応、と思って軽い気持ちで病院に行ったら癌が見つかり、大学を休学してその年の秋に日本で手術となったのです。幸い術後も問題なく元気に過ごしていたのですが、今回の事があって、定期検診も勿論ですが、セカンドオピニオンの大切さを思い知らされました。セカンドオピニオン、というよりも自分の勘や少しでも気になるところがあれば検査をするべきだなと改めて思いました。

心強い事に、私の周りには乳がんを経験している友人も多く、みんな母親として今も定期検診や抗がん剤生活を送っているのですが、何が自分に出来るだろうと考え、ジュエリーで基金に寄付する事を決めた矢先の事でした。私も自分が乳がんと闘う女性の仲間入りをした事で、これはきっと何かの縁だったんだと案外すんなりと受け入れられたりもしました。声を高々にして定期検診の重要さを伝えると共に、ジュエリーを購入することでもっと身近にピンクリボンに寄付が出来るということもお伝えしたい。女性同士でサポートしていく、心の繋がりを大切にしたい、と願いを込めてひとつひとつ、こちらのピアスを手作りさせて頂いております。

heart gold earrings

手術は10月を予定しています。またその時はレポも書いていこうと思っています。そして10月は偶然にも乳がんの早期発見、早期治療を目標にしたピンクリボン運動推進月なのです。私に出来ることを少しでもしつつ、自分の治療にも専念したいと思っています。今はただただ、当たり前の日常が当たり前じゃないと自分に思い出させてくれた乳がんにもある意味で感謝しています。

アトリエの方は今月末で一旦お休みとなります。カスタムオーダーを含める受注生産オーダーにも10月はお待ち頂く時間が長くなることが見込まれます。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解頂きますようよろしくお願いいたします。

健康第一です。皆様のご健康をお祈りして、また次回。

 

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